学習塾の教室長として、毎年150名以上の生徒指導を行ってきました。専門は算数や数学ですが、実は国語は何年生であってもメチャクチャ大切だと思っていますので、点数や解答用紙に注目してきました。国語ができるようになると、他の教科もグングン伸びる！国語がイマイチだと点数がフラフラ安定しない！これは当たっている自信があります。国語の点数を伸ばしたいなぁ…と思っているのであれば参考にしてもらいたいですね。
私は現在何をしているかというと
・転職を手助けする仕事で、仕事の中身を伝える求人票を作成していたり
・タウンワークマガジンの記事について、一部の監修を担当していたり
・毎年短編小説を書いて、ちょっとしたコンテストで入賞することもあれば
・サラリーマン生活をしながら、学習参考書を２冊出版していたり
・こんな感じで日々ブログを書いて、気ままに情報発信をしています。
何をやっても国語力は必要です。国語だけは（ちょっと大ゲサですが）しっかり勉強してから社会に飛び込むことをオススメします。会ったことがない方でも、書いてある文章を見たり、ちょっと話せば国語力はわかります。点数がどのくらいとか、どこの学校を卒業したとか、そんなことより国語力は気になります。勉強しましょう！
栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。
キャリアコンサルタントってわかりますか？誰かの転職を手助け、サポートする仕事です。転職するには履歴書（私は誰ですよ）、職務経歴書（私はどんな仕事をしてきましたよ）が必要です。書き方に答えはないので、雑にざっくり書いてもOKですが当然マイナス印象です。あなた自身のことをどれだけ必要な部分に焦点を当てて書き表すことができるのか、ここで国語力が必要です。
仕事をすると、請求書、見積書、提案書、企画書、報告書、とにかく〇〇書ばかりです。読む力も書く力もやっぱり国語力です。英語を勉強するにもプログラミングするにも国語力です。理科も社会も数学も国語力がないとアタマ打ちです。国語力って何でしょうか？
国語、国語力についてはたくさんの本で解説されています。内容が全然違かったり、反対に重なる部分も多いと思いますが私なりにまとめます。国語を勉強することで習得する力はズバリ
①要約する力
②拡張する力
これです。「違うんじゃないか！」という国語の専門家もいるかもしれません。あくまで私が転職支援の現場や社会人として四半世紀以上働いてきた実感で書いてしまいます。もちろん正しく漢字が書けた方がいいですし、ボギャブラリーが豊富な方がいいでしょう。ただしPCでどうにかなる問題です。要約する力、拡張する力について解説します。
①要約する力
「この話って一言でまとめるとどういうこと？」こういう場面、国語の授業だけでなく働くようになってからメチャクチャあります。分厚い資料を読んだり、誰かの話を聞いたりした内容を全部報告したら、聞く方は気を失ってしまいます。確実に聞いていないですね。
・何がポイントなのか？
・どのようにまとめればスッキリ伝えられるか？
このように意識しないと勉強するにしても効率が悪いし、仕事上のコミュニケーションでは話が長いだけで何を言っているのかわからない新人になってしまいます。もちろん使える言葉の種類を増やすことは大切です。文法もちょっとは知っていた方がいいでしょう。英語にも応用できます。古文漢文も２ミリくらい大切です。私が思うに、そんなことより「この話って一言でまとめるとどういうこと？」これができるように意識しましょう。
②拡張する力
「ここからどこまで想像できるだろうか？」こういう場面、これまた国語の授業だけでなく働くようになってからメチャクチャあります。「夕日が背中を押してくる」という詩（歌詞）からどんな場面をイメージできますか？勉強でも仕事でも、書いてある通りの受け止め方しかできないと、良くても10聞いて10わかる程度です。ひとつの情報しかなくても、自分なりに解釈して応用して、結果的にできるようになると勝手に成長します。
教科書の内容によっては、あなた好みでない物語、全然興味がない評論文、いろいろあるかもしれませんが想像を働かせることを意識してみましょう。どうしても意味がわからないと面白くないので、想像力を働かせてみることです。
「夕日が背中を押してくる」
これを読んで「は？」と思いますか？
どこかを歩いている場面でしょうか？
「夕日は背中を押さないだろう」って真剣には思わないでしょう。
誰かと座っている場面でしょうか？
拡張した結果は人によってバラバラで良いと思います。①の要約する力はある程度違う内容になってはダメですが、②拡張する力は自分で思う分には自由です。どっちも重要です。国語を勉強しながらレベルアップできるので、点数を上げるためだけじゃなく頑張ってほしいですね。
