⑪偏差値55→60を狙う中学数学【図形の規則性を極める】

私は学習塾で中学数学、高校数学を専門に教えてきました。

その経験から、偏差値を5ずつ上げるテクニックを紹介します。生徒によって「どの単元が得意!」「どの単元が苦手…」とかあると思いますが、大きな傾向は一緒です。偏差値を5ずつ区切ります。偏差値35→40→45→50→55→60、と取り組む単元を絞って取り組むことが大切ですね。

 

今回は規則性の問題です。

規則性を見つける問題は難しい内容も多いですね。解説を読む気にもならないかもしれません。学習塾でも苦手意識を持っている生徒が多かったです。それでも、図形が並ぶ規則性は図を書いてしまえば、途中まではどうにかなります。時間がもったいないと思うかもしれませんが、しっかり手を動かして考えることが大切です。

 

ぜひ、n 番目を n を使って表す!これができるようになりましょう。

偏差値60に手が届くようになります。見たことがない難しい問題が出ても、あまり気にせず立ち向かえるようになります。そして、高校数学にもつながります。

 

あなたが高校受験生で、数学の点数や偏差値を伸ばしたいと考えているのであれば、参考にしてもらえるとうれしいです。

 

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★鉄則1

 

4番目までのつながりを読み取る

→【1番目】〜【2番目】〜【3番目】〜【4番目】の図から、ヨコのつながりを読み取る

 

★鉄則2

 

n 番目までの表を書いてみる

→n 番目までの表を利用して、タテのつながりを工夫して考える

 

実際に過去問を解いてみましょう。

 

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4番目までの図を書いてみる目的が理解できましたか?

実際に図を書いてみると「何か規則性があるはず!」と実感できると思います。

規則性が見えたら、n を使って表しましょう。表を書いて考えましょう。

 

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★図形の規則性についても、ポイントあれこれを紹介します。

 

1 自分で図形を並べて書いてみる

1番目、2番目、3番目まで図があるときは、4番目も書いてみよう。

地道に手を動かしてみると規則(ルール)が見えてくるよ。

 

2 なぜ4番目まで書くの?

例えば、1編の長さが2㎝の正方形を、1㎝ずつ接するように規則正しく並べてみる。

このときの、周囲の長さ(太線部分の長さ)を求めてみよう。

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3 数の増え方に注目する

図形の規則性は、最後は「数字の並び方」の問題になるよ。

よくあるパターンにピンとくるようにしよう。

8、14、20、26・・・・・・・「6ずつたしてる?」

2×3、4×5、6×7・・・・「 偶数 × 奇数?」

1、4、9、16・・・・・・・・「2乗の数が続くの?」

 

4 同じ数をたすとき、n 番目はどうなる?

n 番目の表し方ができれば、図形の規則性は怖くない!

2通りの方法があるから、考えやすい方で覚えよう。

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ほとんどの場合、図形の規則性は大問として出題されます。書いて数えれば、何問かは解けるはずです。全問解けなくても、1点でも多く拾う覚悟で臨みましょう。