高校受験に向けて偏差値60を目指すためのポイントを紹介しています。
偏差値60っていうことは、基本的な問題をほとんど落とさずに、さらに「ちょっと考えなければならない問題」をできるだけ解く!という作戦が必要です。この「ちょっと考えなければならない問題」が厄介ですね。多くの受験生は問題を見た瞬間「何これ…」じゃないでしょうか。特に数学は、実際の難しさ以上に難しく見えるので注意が必要です。
今回は北海道の過去問を取り上げます。
エレベーターがある規則(ルール)で上がったり下がったりするのですが、考える順番が大切です。このような問題では「どういうルールで動いているのか」を確認をします。ここの理解がズレてしまうとまず点数はもらえません。
問題を丁寧に読んでみましょう。
この問題はちょっとイジワルですね。このような問題ではイラストが与えられて、考えるヒントになることが多いのですが、自分で書かなければなりません。そして自分で書いてしまうと「なんだ、ずいぶんカンタンなルールじゃん」とわかると思います。
私がこの北海道の過去問を取り上げたのは、まさにこの手順を学んでほしいからです。書いてみれば意外とカンタン!こういう問題は多いので参考にしてみてください。実際に解いてみましょう。
4回目までの図を書いてみましょう。4回目まで書くとルールが見えます。ここまで自分で書けたら半分以上解けたようなもんです。
「図形の規則性」みたいな問題でもあるし「方程式の文章題」みたいな問題でもあります。もし学校や塾の先生が解説するときには図を書いて説明するはずです。自分に説明するつもりで手を動かしてみましょう。ここでも動きを矢印で表すことがポイントです。
「同時に着く」ってことは、かかっている時間が同じということです。この関係で方程式をつくるようにしましょう。xとyのおき方は指示されていますので、自分で書いた図を利用して丁寧に時間のたし算をします。
偏差値60をいつでも超えるためには、見たことがないような問題でも対応する必要があります。見たことがあるような問題を解けるだけでは、偏差値50は超えるでしょうが55が精一杯ではないでしょうか。ここで差がつきますね。
自分で工夫して考える力が必要です。自分なりに図を書いて考えて、筋道を考えて解くような問題を私の記事(参考書)では「プログラミング問題」という呼び方をしていますが、ぜひ考える順番を意識してマスターしてください。
公式を暗記するのではなく、解き方を暗記するのではなく
①説明文のルールを図解して理解する
②問題文の状態を図解して、工夫して考える
この流れで、どんな難問でも解けるはずです。
参考にしてみてください。