学習塾教室長の視点から、モチベーション管理についてアドバイスしたいと思います。勉強でも何でも、頑張るときに「頑張るスイッチ」を持っているとかなりラクに事が進みますね。
子どものうちは自分で「アクセル踏んだり、ブレーキ踏んだり、ハンドル握ったり」っていうのが難しいと思います。
「頑張るスイッチ」は人それぞれ違います。他人にとっては「何それ?」と受け止められることも多いでしょう。つまり、他人の必勝パターンは役に立たないってことですね。科学的な要因よりも、気持ちの問題が大きいと思いますので、ゲンを担ぐ感覚に近いでしょう。
この音楽を聴きながらだとテンション上がる!って感じているなら、たぶんその通りでしょう。
この時間にこれを飲みながらじゃなきゃやる気が出ない!っていうなら、たぶんその通りでしょう。
誰かと一緒の方が頑張れる!っていうなら、たぶんその通りでしょう。少し前から自習BGMとしての YouTube動画が流行っているようですが、ハマる人と試す気にもならない人といろいろだと思います。
人それぞれ違うので、決定打はないのですが
「どうすれば自分は機嫌よく頑張れるんだろう」
とスイッチを自覚することはとても大事です。
このスイッチを把握していないと、
「いったいいつになったら私は頑張るんだろう」
「なんで私はやる気が出ないんだろう」
「あの人はなんであんなに頑張ってんのかな?」
と、いつまでも自分との戦いが続きます。
・何か甘いものを食べた後がいいかもしれません。
・みんなが寝静まった後がいいかもしれません。
・朝起きて、ボーッとしてるときかもしれません。
こういった環境づくりは、小学生とかその前から家庭内で方向付けをすると、その後のモチベーション管理がメチャクチャにラクになりますね。
実際に学習塾に通う生徒は、見ている限り
・勉強のリズムをつくる
・講師にモチベーションを上げてもらう
といった目的が多いです。
講師は目の前のことも話題にしますが、早い段階から受験や進路の話もしますので、ご家庭としてはそういったコミュニケーションを期待していますね。
いきなり中3になり、モチベーションが上がっていない状態で「過去問頑張ろう!」とか言われても、気分に左右されてしまいます。
ぜひ、教える側も教わる側も「いつどうすれば頑張れるのか」決めておきましょう。