コツをつかむまでが勝負【数学の点数を上げるには】

学習塾教室長の視点で、特に高校受験を控えたご家庭にアドバイスとなることを書いています。もし数学の点数を上げたい、学習塾や家庭教師を検討しているようなら、参考にしていただけると幸いです。

 

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5教科で比べたときに数学のいいところは、一度点数が上がったら下がりにくいことがあります。理科や社会のように途中で単元がガラッと変わることも多いのですが

・例題を理解する

・例題の解答を書き写す

・リズムよく書けるまで類題を繰り返す

という基本的な学習方法は変える必要がありません。方法をマスターすることがポイントです。この学習方法が一度出来上がってしまえば、焦らずにちょっとずつでいいので、慣れている単元を増やして点数を右肩上がりにすることが大切です。

 

学習塾で、だんだん数学ができるようになってきた生徒を見ると

・計算力が上がった

・勉強の仕方がわかった

とかいろんな要因があります。しかし、私が見る限り多くのケースは

「コツがわかった!」

の一言で表せると思います。苦手だった生徒が、カラを静かにぶっ壊す瞬間があります。一度ぶっ壊れたカラは二度と戻らないので安心です。


コツがわかる瞬間、自宅で勉強する子どもは突然

「あーっ!」

って叫ぶのでわかりやすいかもしれません。我が家もそんな感じです。何かしらコツをつかむまでの助けを必要とするなら、学習塾や家庭教師に相談することになると思います。

 

塾講師は授業を進めながら

「どこまでコツをつかんでいるのかな?」

「どうやってコツをつかんでもらおうかな?」

と考えて試行錯誤します。


ここのやり取りが上手な塾講師は優秀です。特に「あっ、コツつかんだな」と気づいてあげるのが大事です。口下手だろうが話下手だろうが、字が強烈に下手でも、このポイントがずれなければ

「コミュニケーションが上手い講師」

として保護者はもちろん、教室長からも評価されます。

 

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点数を上げるためには、コツをつかむことです。コツをつかむためには、つまらない素振りが必要です。私の経験から見ても、素振りをモチベーション上げながら続けさせることができる塾講師、家庭教師は確実に成果を上げるでしょう。

代表的な方法としては

①例題の解答をリズムよく書き写させる

②書かなくていいので解き方を言わせる

③なぜ間違ったのか自分で見つけさせる

がテッパンですね。①~③はコツをつかむためのヒントになりやすい方法です。


私が思う勉強する意味のひとつは「コツをつかむ練習」です。コツを上手につかんで、ある程度の我慢もできれば、社会に出てどんな仕事で働くようになっても大丈夫でしょう。