中間テスト・期末テストの勉強法【数学】教室長おすすめ参考書

私は現在、働く人達の転職支援をする仕事をしています。

その一方で、同じ会社に学習塾部門もあるので中間テスト、期末テストの予想問題を作成する仕事もしています。せっかく数多くの中学校の過去問を研究しているので、私なりに定期テスト対策にオススメの勉強法と参考書を紹介します。

とりあえず受験は先だけど、数学が心配…という中学1年生、中学2年生に参考にしてもらえるとうれしいですね。もちろん中学生だけでなく、その親御さんでもOKです。

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定期テストの特徴

定期テストの過去問を見てみると、意外と数学はバラバラな中身ですね。

・基本的な計算を並べて一見「ドリルですか?」みたいな出題形式だったり

・教科書の例題みたいな問題ばっかりだったり

・解くのに時間かかりそうな文章題ばっかりだったり

中学校の先生の狙いがモロに出ています。

特に公立中学校の場合は、平均点が70点くらいになるようにしなければならないので、作成する先生の苦労を感じますね。それはさておきテスト対策です。

大きく分けると3つの対策をしましょう。

対策①基本的な計算問題を落とさない!

学習塾部門でたくさんの生徒を見てきました。小学生から大学受験生まで見てきましたが、なんだかんだで最後は計算力が点数を決めます。読解力も必要です。論理的思考力も必要です。しかし結局、答えが合わないと点数にならないので計算力です。

できれば計算力は学年に関係なく、復習の範囲も練習したり、各学年の内容もゴチャ混ぜになっている練習ができると理想です。定期テストに直接関係ないように思うかもしれませんが、早く計算できるほどラクになるし、答えも合うようになることを実感したいですね。

 

ここで紹介する問題集は学習塾でも使っていました。シリーズでいろいろ出版されていますが、全体を通して計算が階段を登るように難しくなっていくので「どのへんから計算があやふやになっているのか?」がよくわかります。

あなたがもし漠然と「数学キライ」とか言っているとしたら、思い切ってできるところまで戻ることが大切です。そこから一歩ずつ階段を登ってみることが必要です。それにピッタリな問題集だと思います。


小河式プリント中学数学基礎篇 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)

②教科書の例題はスラスラ解けるようにする!

個人的には最強のテキストは学校の教科書だと思っています。

しかし、導入部分が親切というか遠回りで、大切なポイントがわかりにくいのも事実です。さらに例題は良い問題が並んでいますが、練習問題がつまらなくて解説も不親切なので自習には向いていないですね。

解説が丁寧な参考書ということで「ひとつひとつわかりやすく」のシリーズを紹介します。重要なポイントをギュウギュウに詰め込むわけでもなく、余白も多くて中学生が見やすいことを追求している感があります。

私も読みやすくて好きです。


中学数学の解き方をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)

③文章題は、解けるところまで頑張る!

当たり前のことを書いていますが、解ける問題は確実に解いて得点できるようにしましょう。テスト本番では、解いたことがないような問題も出てくることがあるでしょう。言い方は悪いですが、それはしょうがないです。

解いたことがある問題をしっかり解けることが重要です。そのためには(何も考えずに)解答を写すのもひとつの手です。手が覚える、目が覚えるという感覚ですが、リズムよく写すことを意識するといいですね。ダラダラ考えながら解くのは時間がもったいないし「数学って面倒くさい」となってしまうのでオススメできません。

一問一問に何十分もかけて考えるのは、大学入試を迎えてからです。

リズムよく写す!リズムよく書く!これはとりあえず平均点を目指したいのであれば、やってみる価値はあります。実は数学だけではありませんし、勉強以外のスポーツや芸術にも当てはまります。リズムを意識しましょう。


文章題もグラフも図解でズバリ! 偏差値60への中学数学 (YELL books)

 

今回は数学についてまとめました。

役に立つだろうテキストも紹介しましたので、ぜひ挑戦してみてください。