生徒数を圧倒的に伸ばすポイント④【自習室を最大限に活用する】

私自身の教室長経験から、学習塾を運営(経営)するうえで「生徒数をどのように増やせばいいのか?」を紹介したいと思います。生徒数の増やし方は、季節やターゲットによって様々な方法が考えられますが、なるべく汎用性が高く、実例を入れながらまとめてみたいと思います。

あなたが生徒数(顧客数)を増やしたいと考えているようであれば、参考にしてもらえるとうれしいです。

今回のテーマは自習室です。どこの学習塾でも設置しているでしょうし、授業以外の時間でも塾に来てもらって、積極的に活用するように生徒に要求していると思います。

成績を伸ばすために、自習室に通わせて勉強習慣を強制的にさせる働きかけもありますが、ここでは生徒数を伸ばすことにフォーカスします。

 

私が教室長だった学習塾でも、自習室を使うように声をかけていましたが、どうしても距離や時間の問題があり、来られる生徒と来られない生徒がいます。来られない生徒を一生懸命に来させようとしても無理があるので、自習室に来られる生徒に対して「塾生じゃなくても別にいいよ。友達と一緒に来なよ」と声をかけていました。

自習室を活用するためのポイントは2つです。

・他塾に通っている友達でも構わないから、一緒に来てもらう

・そろそろ塾に通おうかな?と考えている友達を呼んでもらう

・定期テストの対策プリントがあるから、やってみたら?と呼んでもらう

こんな感じで、とにかく1回でも足を運んでもらえれば、次に来るハードルは相当に下がるはずです。そのためにも、むやみに入塾を勧めないことが大切です。

時々で構わないので、友達も一緒に自習室に来るようになったら、テストや模試の結果を聞いてみたりしてアドバイスをしてあげると良いと思います。

そんなこんなでアプローチして仲良くなって入塾してくれたら最高ですが、個人的には「その友達を誘ってくれた塾生が楽しくなる雰囲気づくり」をもっとも大切にしていました。社会人の世界でも「招待してくれた人に恥をかかせない」ってありますよね。

・塾生ではないけど、進路相談や勉強のアドバイスをしてあげる

・学校生活の困っていることを聞いてあげる

・部活の様子を聞いてあげる

のように、何気ないアプローチであっても、連れてきた生徒(塾生)は気分がいいことでしょう。生徒は「ほらね、いい塾でしょ?」と言いたいので、とにかくうるさくない程度にGIVEに徹した方が良いです。

話がそもそもに戻りますが、生徒10~20人に「友達も連れてきなよ」と声をかけて、誰も連れてくる気配がなかったら、ちゃんと反省するべきです。おそらく何かのキャンペーンをやってもうまくいかないはずです。タイトルが【自習室を最大限に活用する】と大ゲサではありますが、この教室に対する評価、バロメーターだと考えてみるのがオススメです。

入塾するかどうかは二の次で、パラパラと見たことない友達が来るようであれば、とりあえず安心です。紹介キャンペーンなどを頼りにするのではなく「友達を呼んでみたい塾なのか?」振り返ってみましょう。

 

自習室で自習してもらうのは当たり前、コミュニケーションの幅を広げたり、塾生以外を呼ぶためのきっかけにもなりますし、自分の教室の評価にも使える、こんな観点で戦略を考えてみてはいかがでしょうか。

参考にしてみてください。