私は飲食業、ファミレスで社会人生活がスタートして、現在は学習塾や転職支援に関わっています。全部をざっくりまとめると、一貫してサービス業で働いてきました。
サービス業であればどの業界でも当てはまる必勝パターンがありますが、ここでは学習塾にフォーカスしてまとめますので
「塾に通わせたいけど、どうしようかなー?」
「本当に成績上がるのかなー?」
と検討しているご家庭の参考になれば幸いです。
キャリアコンサルタントの吉田です。
例えば、塾ではなくもう少し身近な例で、コンビニのシュークリームを買うとします。
このシュークリームを食べて
「美味しかったー!」「イマイチだな・・・」
となるのは何が違うのでしょうか。
シュークリームは本当に美味しいので、まず「美味しかったー!」となるでしょうが、ここまでのプロセスが大切です。こんなプロセスを普段考える必要はないですが、以下の通りです。
ステップ1 予感
このシュークリーム買って食べたら美味しいだろうなーと「予感している」
↓
ステップ2 体感
食べてみたら、最初サクサク!それからふんわり!後味スッキリ!と「体験している」
↓
ステップ3 実感
入っていた袋を捨てる頃には、買って良かったーと「実感している」
この流れが大切です。
ステップ1からステップ3に向けてどんどん気持ちが上がらなきゃダメです。
だんだん下がるともう買うことはないですね。
この「予感〜体感〜実感」を塾に通う場合にも当てはめればバッチリです。バッチリというのは「成績が上がる土台が出来上がる」ということです。
私自身が学習塾で働いてみて、最初に「この業界は難しい!!!」と感じたことは、生徒達がディズニーランドやファミレスのように「来たくて来ている」「目的がはっきりしている」わけではないということです。つまり、ご家庭で相談した結果で塾に通うことになったとしても、生徒本人が「行きたい」「勉強頑張りたい」と思っているわけではない(こともある)ということです。
せっかく入塾したのに、生徒が全然楽しみじゃないマインドで来ていると、教える講師は真面目なので意外と燃えます。しかし数週間経って「塾に通って良かった!」となるかどうかは半々ですね。見たところ。
具体的に動きはじめたら勉強に興味を持つようになった生徒も実際いますが、私が見る限りラッキーパンチの感覚ですね。ギャンブルです。
「塾に通って良かった!」と実感してもらえれば、講師も保護者もほとんど心配することはありません。この実感が理想です。
この良い実感をつくるには、入塾後の良い体験が必要です。
そして良い体験をつくるには、入塾前の良い予感が必要です。
決して入塾してからの授業品質を後回しにするという意味ではありません。
しかし、どういうマインドで入塾するのかが、その後の効果を決めるのは明らかです。ぜひ学習塾を探すときには、ご家庭で前準備、マインドセットすることも同時にお願いしたいところですね。
ちょっとでもいいから「塾に入ったら成績上がるかも」とワクワクしてほしいです。実際に受け入れる学習塾としては、入塾するにあたって準備は何もいらないので、とりあえずこのワクワクだけ持っておいてほしいところです。
そうなるように学習塾では、成績がビックリするほど上がったサンプルだったり、合格実績を前面アピールしています。あまり良い数字ばかり出してくる営業トークに惑わされずに、体験授業や面談してみて生徒本人がワクワクするかどうかで決めてもいいくらいです。
ワクワクする気持ちはウソではないからです。
そう思ったらそうだからです。
このことを事前にわかっていないと、成績が上がるまでかなり遠回りしてしまいます。遠回りならまだマシですが
「塾なんて来なきゃ良かった」
「塾に来たって何も変わらないじゃん」
となった日には元に戻すのに相当我慢と時間が必要です。
良い予感でワクワクするかどうか、塾選びには体験授業をオススメします。
参考にしてもらえるとうれしいです。