内申点をどのように上げるのか【宇東附中】受験体験記

宇都宮市の中学受験に関するブログです。

公立中高一貫校を受験するうえで大切なのが内申点です。実際に「学力は、点数よりも内申点に現れる!」と(私自身、確信的に)考えていますので、今回は内申点をテーマにまとめます。

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もし、私が入試選抜する立場だったら、本番の点数よりも内申点を優先します。

本番に向けた準備と当日のマネジメントは点数に反映されるとは思います。しかし「結果オーライ」とも言えるので、プロセスが見えません。外部の人間がある程度のレベルで、しかも客観的に生徒を判断しようと思ったら、小学校まで見に行くか、内申点しかないでしょう。

内申点が高い方が良いプロセスを踏んでいる可能性が高い、という考え方です。将来社会に出たときに、結果だけでなく、良いプロセスで質の高い仕事をしてくれそうです。受験をするかどうかに関わらず、内申点を上げるための結論は「とにかく積極的に学校に行く」と「もっと何かできることを探して挑戦する」です。このマインド形成でほぼ決まります。

 

ウチの長女は、受験半年前になって本気で過去問にチャレンジするようになりましたが「内申点は自信がある!」というのは精神的に大きかったですね。児童会の副会長、クラブの部長、学校行事やイベントのときはいつも司会をやっていて、私が「他にできそうな子はいないの?」と変な不満をぶつけていたほどです。

 

私自身、小学校の単元テストが90点でも100点でも、どっちでもいいっていう考え方です。そんなことより毎日楽しく学校に行ってほしいと心から思っています。少し難しく表現すると「主体的に学校に行く」という感じになるでしょう。

楽しく学校に行くっていうのは、多くは人間関係によるところが大きいので、授業、委員会、クラブ、友人関係など、あらゆる場面でうまく関われていれば安心です。もちろん悩みを相談されたりしましたし、それこそ他の誰も知らないような苦労もあったと思います。そういった経験をしながら、本人が「楽しんだもん勝ち」という答えを出してくれているなら、親としてこれ以上の安心はありません。

まだまだ子育て中、わかったようなことは言えないのですが、子育てに一撃必殺はありません。

 

また学校であれば保護者面談があります。学習塾でもしっかり保護者面談をやってくれます。遠慮やおべっかはいらないので、本音のところを聞かせてもらうのが大事です。

親も家庭内でどっしり構えながら、同時に学校など外部の声も参考にするようなバランス感覚が必要です。個人的には「我が家の教育方針は・・・」なんて掲げるのはまったく賛成しません。掲げなくても親が楽しそうに勉強したり働く姿を見せれば充分です。父親から母親、母親から父親、ここにお互いを尊敬している空気感がないと、子どもが親を尊敬するのは受験勉強より難しいことになります。

 

学校や学習塾の声、評価によって親が右往左往するのもNGです。これは確実です。学校の声を聞き流すわけではないのですが、親が自分の目で見て感じていることの方を優先するべきです。しかし「学校ではこう言われているけど、それは間違っていると思う」と先生を全否定しないようにしましょう。これをやってしまうと、親の言うことが正しいのか、先生の言うことが正しいのか、子どもなりにダブルスタンダードに苦しんでしまいます。

 

日々、何かの機会に学校や学習塾の様子を聞きながら

「いいね、この調子でいこうぜ!」

と承認しまくるのがいいですね。低学年のうちは

「天才、センスあるね!」

と、根拠のない自信を与えるのも親だけにできる仕事でしょう。

 

内申点の話に戻りますが、何かのテクニックで上がるものではないので毎日の積み重ねが重要です。特に楽しく学校に行っているのか?困っていることはないのか?意識してあげるだけでOKです。そして余計な邪魔をしないことです。

日々の関わりの参考にしてもらえると幸いです。