本人よりもガッカリしない【テストが返ってきたら注意したいこと】

勉強もいくらプロセスが大切とは言っても、定期テストの結果が返ってくると気になりますね。

「何点だったのかな?」

「上がったかな?」

「まさか下がったかな?」

「順位は?」

など様々な情報を知ることになります。その際に学習塾教室長として、保護者の方や場合によっては新人塾講師に伝えていることがあります。

 

それは

・本人よりもがっかりしない

・普段から学校の様子も聞いておく

の2つです。


その反対は

・本人よりもがっかりする

・いつもは学校とか成績に無関心なのに、テストとか進路になるといきなりガンガン関わってくる

です。

 

点数を見て、お母さんの方が「はぁ…」ってため息ついたら、なかなか負けん気の強い子でないと、すぐには「次は頑張るぞーっ!」とならないでしょう。

もしも本人がちゃんと反省していたら、余計な反発が起きるか心が折れるかもしれないです。次からはテストが返ってきても見せなくなるかもしれません。ひどいケースでは個別集計表も見せなくなります。

 

まれに、と言っても1件2件ではないですが、保護者面談にて「子どもが全然結果を見せなくなったので、順位も内申点もよくわからないんです...」という状況になることがあります。

思春期、反抗期の難しさはありますが、このような途方に暮れることがないようにしたいところです。

 

受験期になって、いきなり親子の会話が増えるケースもたくさん見てきたので、あまり悲観することはないのですが、モチベーションが下がらないようなコミュニケーションが理想ですよね。

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これについては反対意見はあると思います。

責任感を持って生徒指導をして、直前までテスト対策に力を注いだ講師ががっかりしないわけありません。多くの講師は、まるで自分のことのように結果を受け止めて、ため息したい気持ちを押さえたりします。

 

保護者面談をしていると「なんであなたがそんなにがっかりしてるんですか?」とツッコミたくなる場面も多いです。

子どもひとりひとりのキャラクターがあるので、一概に言えませんが

「一喜一憂しすぎることなく」

「どっしり受け止める」

くらいの安心感を大人は見せることが大事じゃないでしょうか。

 

学習塾や家庭教師は、上手に気持ちに寄り添ってくれるところ、その先に自立を促してくれるところを探しましょう。定期テストが帰ってきたらどのように対応しているのか聞いてみるとわかります。

参考にしていただけると幸いです。