適性検査の対策は2冊で充分【宇東附中】受験体験記

公立中高一貫校の特徴である、適性検査に関するブログです。

中学受験、特に公立中高一貫校で出題される適性検査は良問が多いですね。長女がほぼ独力で、宇都宮東高等学校附属中学校に合格した経験を中心に紹介しています。

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その適性検査ですが、暗記教科みたいに、知ってる知らないで差がつく問題ではないので、大人が解こうとしても問題文を熟読する必要があります。塾講師にとっても、パッと見て解ける問題ではないので、時間をかけてしっかり準備しなければなりません。

 

このあたりの問題準備から解説までを、ご家庭でやったらかなり負担なので、効果的なテキストに絞って対策したいところです。受験勉強開始と同時に、長女が対策するために買ったテキストは「都道府県別過去問」と「テーマ別問題集」の2~3冊です。

 

「都道府県別過去問」

栃木県立中学校(過去10年問題集)

 

「テーマ別問題集」

公立中高一貫校(資料問題編)

公立中高一貫校(数と図形編)

公立中高一貫校(生活と科学編)

 

今思えば、2冊くらいに絞ることは大切でした。

都道府県別に出題傾向があるので、都道府県別の過去問は必須です。

もう一冊は、得意不得意に応じて「テーマ別」がオススメです。「テーマ別」は、あちこち手を出すより、苦手意識がある1冊をやり切ることを優先した方が良いでしょう。

ちなみに学習塾のテキストはきちんと分野別、テーマ別になっていることが多いので安心ですね。

これを半年かけて2周、2周目は8割以上の正解を目標にしていました。なんとなくできた!って安心しないで、問題と解答の意味をしっかり理解することがポイントです。こなした問題数よりも、どんな問題にも対応する引き出しの数を増やすイメージです。

 

また別の視点ですが、身の回りのテーマが多いので、小さい頃からいろんなことを自分で体験させることが大切です。特別に何か決まったことをさせるわけではなく、何をするにも大人扱いをして一緒に考えてもらったり計画させたり、実際にやってみる、それだけですね。

いきなり受験を意識して「時刻表を使ってエア旅行をしてみよう!」って言ったって盛り上がらないと思います。

私も合格してほしくて、何かサポートできないかなって思いましたが、なるべくプロと本人に任せて、親は邪魔しないこともポイントです。