小さいうちは好奇心を爆発させよう【宇東附中】受験体験記

中学受験に関するブログです。

中学受験において「内申点を伸ばすためにはどうするの?」っていう問題はとても難しいです。テストと違って日々の積み重ねなので、必勝パターンがないからです。しかも学校生活の様子は、担任の先生でない限り多角的に把握できません。学習塾の教室長としても、質問されて即答できない質問です。


多くの場合、公立中高一貫校の入試では、内申点と適性検査の結果は比例しているはずです。対応している学習塾であれば、内申点が合計で何点必要なのか、ちゃんとデータを持っています。適性検査は慣れが必要ですが、とにかく内申点を必要な点数まで伸ばさないと、パンチを一発喰らっている状態でゴングが鳴ります。

内申点が高いのに、点数が伸びない悩みはどうとでもなります。多くの場合、テクニックの問題なので学習塾の得意分野です。

 

内申点を上げるには、テクニックを知っているかどうかではなく「積極性」とか「好奇心」の問題です。これは積み重ねの問題です。幼児期は「好奇心」を思いっきり伸ばすことを最優先するくらいでもいいんじゃないでしょうか。

小学校高学年、中学生になってからでも遅くはありません。私も「好奇心がいきなり爆発する瞬間」を数多く見てきました。

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ある程度言うことを素直に聞いてくれる幼少期の方が、圧倒的に好奇心を持つ習慣をつくりやすいのも事実です。さりげなく「好奇心が爆発する」仕掛けをするといいですね。

・歩きはじめたら図書館に通って(自分の)貸出カードを作って持たせる

・ハマった本は、すぐに続編も借りる

・ひとりで読みたいときと、一緒に読んでほしいときを見極める(これが難しい!)

・本当に欲しがるもの以外は買わない

こんな感じで、本を読む習慣をつけさせるのが代表的です。

「本を読むと面白いんだよ」

「本を読むと国語の点数が上がるんだって」

なんて言ってしまったら、お父さんお母さんの負けです。好奇心は冷たい地下室で眠ってしまうことでしょう。


我が家の経験も含めて、このあたりに反対意見する人はいないと思います。これがサラッとできるか、めんどくさいのか、こんなことで差がついちゃうのが子育ての難しいところですね。私も修行中です。