今回の記事では、中学受験の志望校の決め方についてまとめます。中学受験をしようと思った場合に私の地元、栃木県の選択肢としては
・国立大学附属中学校1校
・公立中高一貫校1校
・私立中高一貫校3校
・公立中学校
の4択です。
我が家の場合は、受験のタイミングで妻が次女を妊娠中だったので、まずは私立の中高一貫校が脱落。特待生ならいいんじゃないかって考え方もありましたが、経済的な背伸びはやめようと早々と決まりました。
私立も各校特色があり魅力はあります。入試のシステムは当然違いますが、入学してからのシステムの方が受験校選択の上では重要です。
・途中で高校受験をして他校に挑戦ができるのか
・クラス編成の仕組み
・年間行事の内容
・授業終了後の自習対応や最終下校時間
・通学方法
・高校合格実績や大学合格実績
あたりが判断ポイントでしょう。
不安であればぜひ学習塾で相談することをオススメします。OB生徒を紹介してインタビューの機会を作ってくれたり、保護者経由で入学後の内情を聞くことができます。
国立大学附属中は、学力的な心配もありましたが、栃木県の場合、公立中高一貫校(宇都宮東高附属中)と同じ試験日、というのが一番のネックでした。お互いの合格者辞退を減らしたいという狙いがあるんでしょう。
結局「附属小あがりがいる」「高校受験がある」「校風が合わないかも」ということで国立は消えて、公立中高一貫校に決まりました。長女は相談してきた時点でほとんど志望校が決まっていたんでしょう。2日くらいで確定した気がします。
本人は条件などをすっ飛ばして気持ちだけで「あの学校に行きたい!」ってなるので、学習塾や保護者はちゃんと理由付けをしてあげる感じです。何校かで迷うようならメリットとデメリットを書き出すのがいいでしょう。
北関東の場合、選択肢が少ないのであまり迷うことはないのですが、首都圏とかの話を聞くと正直「大変そうだな…」って思っちゃいます。それこそ学習塾で成績や適性を踏まえてプロの目から判断してもらうことが必須でしょう。我が家でも模試をいくつかの学習塾で受けて、面談を通じてアドバイスを仕入れていました。
ビジネスの世界とは違って、目標や戦略をコロコロ変えると不安になるだけなので、お父さん、お母さんはどっしり構えることも大切です。ちょっと成績が上下したからといって、いちいち「どうしよう…」とか言っていると、子どもは「行けるところに行けばいいや…」となってしまいます。私も教室長として保護者面談を行うときには、足元がフワフワしているご家庭に注意点として伝えていました。
お父さん、お母さんが本人以上に不安に感じることがないように、ご家庭の雰囲気を演出してほしいですね。合格しても残念でも「受験して良かった」が本当のゴールだと思います。