公立中高一貫校【合格体験記】入学までにやること③「通学手段は大丈夫?」

長女が独力で公立中高一貫校(宇都宮東高校附属中学校)に合格した経験から、その後に学校生活を送るにあたって「やっておいたら後々ラクだよ」というアドバイスを紹介しています。

中学受験を検討していたり、実際に合格してから卒業~入学までに準備すると良いことをまとめます。参考にしてもらえると幸いです。

公立中高一貫校の通学事情

地元の公立中学校に入学するのと、公立中高一貫校に入学するのでは、まず大きく違うのは通学距離です。

私が住む栃木県の状況にはなりますが、県内に公立中高一貫校が3つ(宇都宮東高校附属中学校・佐野高校附属中学校・矢板東高校附属中学校)があります。

学校はある程度、公共交通機関から近い場所にありますが、そもそも自宅からバス停まで、駅までが遠いご家庭も多いと思います。

①近い生徒は自転車

②学校とバス停が近ければバス

③学校と駅が近ければ電車

④マイカーでの送迎

⑤上記の組み合わせ

のように、いくつものパターンがあります。

結局のところ、⑤組み合わせ、のご家庭がもっとも多いでしょう。

宇都宮東高校附属中学校は、バス停が近くて駅からは遠いので、以下のパターンが多いです。

・自転車、時々マイカー送迎

・マイカー送迎のみ

・自宅→バス→学校

・自宅→電車→バス→学校

・自宅→バス→バス→学校

・自宅→自転車→バス→学校

 

長女のケースでは、中学生の頃は

・行きは送迎のみ

・帰りは、学校→バス→バス停で(帰宅途中の私と)集合→マイカー

という不安定だけど、そうするしかない方法で送迎していました。

おそらく受験をすることが決まってから、どのように通学するのか、その方法やシミュレーションはいろいろ考えたと思います。しかし入学してみると、なかなかそうもいかなかったですね。

 

通学手段が思い通りにいかない3つの理由

いざ入学すると、思ったようにはいかないと思います。学校から自宅が近くて、自分で自転車で通えるなら問題ないでしょう。自転車以外の方法を挟むと、一気に難しくなります。ざっくりですが、難しくなるのは以下の3つの理由です。

・部活は夏は遅くまで、冬は早く切り上げるので、帰る時間が不安定

→これはどこの中学校に進学しても同じことですが、公立中高一貫校では遠くから来る生徒も多いので、基本的に下校時間は早いです。冬はもっと早くなるので、送迎をする側としては「もうちょっと遅い方が集合しやすい…」という状況が多く発生すると思います。

小さい兄弟がいたり、私のように仕事帰りに拾うパターンの送迎だと、帰りが早すぎて集合しにくい問題が発生します。

・バスの本数、電車の本数が少ない

→これはどうにもならない問題なので、説明は省略しますが、下に続きます。

・スマホNG、寄り道NGなので、ドンピシャで集合する必要がある

→個人的にはこれが大きかったです。長女が遅れる or 私が遅れる、どちらも起きるわけですが、特に私が仕事で遅れるケースでは、長女は外で待っていることになります。

真夏にジュースを買うこともできない、真冬にコンビニで寒さをしのげるわけでもない、そしてバスの本数が少なくて自力でも動きにくい…これは厳しい戦いでしたね。

一応キッズケータイ(要許可)を買えば、待ち合わせのリスクは減るでしょうが、部活の連絡や普通に遊ぶために結局スマホは買ってしまいます。余計な出費は避けたいですよね…ここは改善すればいいなぁと思っています。

 

通学手段で、その他起きそうなこと

ちょっと番外編として、部活でイベントや大会前に、時間ギリギリ遅くまで練習したり、生徒会に入ったりして、入学前にイメージしていた送迎パターンとは全然違う感じで中学校の卒業を迎えました。

・学校行事の準備や当日は忙しい

・打ち上げ等で帰宅時間が不明…

・普通に土日も模試がある

・ケガで動けない

・私自身の転職で勤務場所が変わる

・たまには自転車で行きたいから買う

・でも、ぶつけて壊れて廃車

3年間あれば、本当にいろいろなことが起きます。

晴れて合格して、これから入学!というタイミングで、通学手段については「あの手、この手、奥の手」くらいまで用意しておくことを、ぜひおすすめします!

ちなみに高校進学してしまえば、LINEで連絡、時間がずれてもどこかで待たせられるので、ずいぶんとラクになります。

参考にしてもらえると幸いです。