公立中高一貫校【合格体験記】入学までにやること②「英語とプログラミングは大丈夫?」

長女が独力で公立中高一貫校(宇都宮東高校附属中学校)に合格した経験から、その後に学校生活を送るにあたって「やっておいたら後々ラクだよ」というアドバイスを紹介しています。

中学受験を検討していたり、実際に合格して「受験が終わっちゃったら、何をしたらいいの?」と、そわそわしているようでしたら、参考にしてもらえると幸いです。

残念ながら不合格であったり、中学受験とは縁がなかったとしても、当てはまる内容だと思います。5教科に大きな不安がなかったり、何かに取り組みたい!というのであれば、ぜひチャレンジしてもらいたいです。

 

 

今回は、英語とプログラミングです。小学校でも積極的にカリキュラムに取り入れるようになり、スクールなどで教わらなくてもある程度できるようになっていると思います。

しかし、見てきた感じでは入学時から相当差がついています。

 

英語とプログラミングは、習得レベルの差が大きい

・結局教わってきた環境による

・何が大事かわかっていない

・入学してしまうと忙しくて、追いつくのが大変

という実態があります。これは英語もプログラミングも一緒です。まだまだ文部科学省も「やっと・形だけ・現場任せ」で、指導要綱をまとめて走り出した状態ですので、この後に改善していくことを期待したいですが、それぞれ詳しく解説します。

 

英語の発音や音読をやっておく

英語の発音(音読)は、授業でかなり大きなウェイトを占めます。

授業で向かいのクラスメートと英語で話し合う分には、どうにかその場をやり過ごすことができるかもしれません。

しかしながら、これで卒業までやり過ごすことはできません。

・ALTとのコミュニケーション効果が期待できない

・英検や大学受験で使う可能性が大きい

・イングリッシュキャンプなど、英語メインのイベントに放り込まれる

・その他の発表(プレゼン)でも「その一部に必ず英語を組み込んでください」という鬼のルールが設定される

とにかく先々まで考えると、発音や音読をやっておくと安心です。イベントでの発表だけでも大変ですが、ここで発音にちょっとでも自信があると、楽しく臨むことができるでしょう。

周りにネイティブレベルの知人がいたり、高い月謝を払って英語に強い家庭教師に頼ることができればいいでしょうが、そんなご家庭は限られると思います。

 

小学校で教わる英会話は、どうしても集団授業、しかも先生のレベル(やる気?)に左右されてしまいます。この先生問題(先生ガチャ)を解決したり、英検対策、受験対策として(しょうがないので)学習塾や家庭教師を活用しているご家庭も多いと思います。

じゃあ、どうするか?2つの解決策を紹介します。

 

①英語ディベート部に入る方法

これはウルトラCですが、長女は中2に入部して高校の引退まで続けていました。教科書の音読をしている様子を聞いていて、発音に興味がありそうな気がしていて、しかも論理的な説明が好き(負けず嫌い)な性格だったので、英語ディベート部はハマりました。

学生生活で、私から「◇◇をやったら?」と提案したのはこれくらいでしたが、結果的には、帰国子女や英才教育を受けてきたような生徒に囲まれる生活を送るので、メキメキ上達しました。

 

②オンライン英会話で勉強する方法

こちらの方が現実的だと思います。部活との両立も可能です。

一般的な学習塾や家庭教師の、受験対策英語では限界がありますし「発音をちゃんと勉強したい」と要求したところで「あちゃー」という顔をされることでしょう。

費用や時間の融通、そして試しにやってみる、ということを考えるとオンライン英会話が無難です。リアル授業の方が安心するご家庭も多いと思いますが、無料体験などを通じて判断した方が後悔がないでしょう。

もしやってみるなら「じゃ、卒業式が終わったらやってみよう」がおすすめですが、その他

・通学リズムが整ってから

・部活に入ってから

のように、タイミングはご家庭で相談してみてください。

実績なども含めて、おすすめのオンライン英会話を3つ紹介します。

 

【Musio English】(ミュージオイングリッシュ)

学習教材に関しては、国内トップクラスのノウハウを蓄積している「学研」と最新AIロボット「Musio」による英語学習です。

「いきなり英会話ってムリ…」

「オンラインでも、さすがに緊張しそう」

そんな心配は無用です。

どのコースを選んでも「Musio」ロボットが届いて、好きな時に好きなように、ヒアリング~スピーキング~コミュニケーションの練習を進められます。当然、発音テストもしてくれるので安心です。

慣れてきたら(フィリピン在住の講師による)オンライン英会話レッスンを受けます。オンラインで、しかも海外講師とのコミュニケーションをするなんて、今時ですよね。グローバルな感覚を得る貴重な経験にもなります。

身近な友達のような「Musio」ロボット、海外講師とのコンビネーションで、生きた英語をしっかり学ぶことができます。

 

【ECCジュニア】

英会話スクールを利用したことがないご家庭でも、何度も耳にしていると思います。1番利用されているスクールであることが安心材料ですが、バイリンガル講師、そして担当講師によるグループレッスンなので、楽しく一緒に学びたいのであれば、とてもおすすめです。

 

【My ALT】

バイリンガル講師によるマンツーマンレッスンです。英会話教室のイメージにかなり近いと思いますが、オンラインならでは便利な機能が多数用意されています。

オンラインで発音や英会話を学べるだけでなく、ダウンロードした映像を何度も見直すことができます。ポイントを購入して、そのポイント分を受講できる仕組みになっていますので、自分のペースで進めていきやすいです。

講師によってポイントが変わる仕組みなので、慣れてきたら色々な講師とのコミュニケーションを試してみることがおすすめです。

 

③無料で試してみる

ひょっとすると、英会話を教わっていたならまだしも、いきなりオンライン英会話で勉強するなんてハードルが高い…というご家庭も多いと思います。そういう時には、後回しにするのではなくて、無料体験でやってみるのも非常におすすめです。

金額的な負担感がないこともありますが、お子さん本人が

「申し込んだからには、続けなきゃダメなの?」

「これから入学して忙しいのに、いきなり新しいことをやるの?」

のように、テンションが中途半端の可能性もあるでしょう。

無料体験であれば「とりあえずやってみて、それから考えよう」と一歩が踏み出しやすくなります。

My ALTのオンライン無料体験はこちら My alt

 

プログラミングは早打ちを練習する

近年の適性検査は、プログラミングを前提とした問題も増えてきました。

論理的思考(物事を組み立てて考える思考)を育てたい意向があるのでしょうが、実務的なことを考えるとあまり入試で問うのは意味がないかな…と考えています。

・プログラミングも幅が広いので、ロボットを物理的に動かしたり、ソフトウェアを動かしたり、進路によって勉強する内容が大きく変わる

・どのような大学に進むにしろ、そもそもタイピングが遅いと話にならない

この2点から、入学前の時間があるうちにタイピングを練習することをおすすめします。プログラミング教室やロボット教室に通っていたお子さんなら、抵抗なくバチバチ入力することができるでしょうし、必ずタイピングから練習したはずです。

運動系の部活で例えると、基礎体力づくりくらいの前提事項なので、ここを対策しておくとPCを使う場面での心配は激減です。そもそも、社会に出て働くことになった時の必須スキルです。

 

じゃあ、どうするか?ここでも2つの解決策を紹介します。

 

①独学で練習する

これはカンタンにできる時代になりました。YouTubeで学んでもいいですし、ゲーム形式で独学できるアプリも多数揃っています。とにかくマイペースで頑張れるなら、自宅でパチパチ打ちまくりましょう。

どこまで練習すればいいの?とか、どうせやるならプログラミングの考え方もちょっと知っておきたいな、と考えているなら②です。

 

②プログラミング教室で教わる方法

これまでプログラミング教室などで勉強したことがないのであれば、しっかり順番に学んでみるのも一手です。もちろん入学後は、勉強のリズムをつくったり、部活も選んだり、やることは多いです。

この入学直前のタイミングで新しいことに手をつけるのは、ちょっと心配があるかもしれませんが「やってみたら、意外とハマった」というケースも多いので、忙しくなる前に生活リズムに入れてしまうのがおすすめです。

勉強と両立しやすい、オンラインのプログラミング教室を3つ紹介します。

 

【デジタネ】

100以上のプログラミング学習コンテンツが、月額料金で受け放題です。マインクラフト、Scratchなど、レベルに対応したコースを選べるので安心です。

【デジタネ】(旧D-SCHOOLオンライン)は、全国で50,000人以上が受講しており、動画で学んでゲームで学習する流れは、抵抗なく続けられると思います。

無料体験が14日も用意されているので、これは安心材料ですね。

 

【classmall Kids】

こちらもマインクラフトを使ったプログラミング教室ですが、最大の魅力は月謝制ではなく全4回のコースで受講できることです。「春休みだけ、夏休みだけ」のような短期集中はもちろん「試しにやってみる」というハードルの低さがポイントです。

小学生から中1までの年齢を対象としていますので、家でマインクラフトばっかり遊んで怒られていたお子さんにはピッタリでしょう。

 

【e-crefus】

e-crefus(イークレファス)は、日本で初めてロボティクス教育の代名詞である「レゴ・マインドストーム」を取り入れて、2003年以降、多数のエンジニアを輩出しています。

中学3年生まで継続できる自習型プログラミング教室なので、長い目で勉強してみたいならおすすめです。「考えることが楽しい!」という経験が得られますので、公立中高一貫校を目指すお子さんであれば、楽しめるのではないでしょうか。

 

③無料で試してみる

「最初からプログラミングに興味があるなら、とっくにやっているよ…」

「実は気になっていたけど、受験があったし、後回しにした…」

というご家庭も多いのでは。

オンラインとはいえ、いきなり定期的に受講するのは、さすがにお子さんも構えるかもしれません。【デジタネ】であれば、無料体験30日でしっかり確認することができます。

オンラインで学ぶ!小中学生向けプログラミング「デジタネ」

 

なぜオンラインなのか?

特に公立中高一貫校に合格したご家庭は、学校から離れている可能性も高いと思います。これから通学を中心とした生活リズムを固める必要がありますし、部活がどれくらいの時間まであって、帰ったら何時くらいなのか、土日の課題(宿題)はどれくらい忙しいのか、考えることが多いはずです。

ここにリアル学習塾の予定まで詰め込んでしまうと、移動の効率が悪かったり、他の予定とぶつかってしまう可能性があります。特に中学生のうちは

・スマホ持参NG

・寄り道NG

という環境なので、学校帰りの時間調整や待ち合わせも難しいです。自宅からオンラインで受講することをおすすめします。

 

受験テクニックはほとんど忘れてOK

公立中高一貫校に入学した先輩は、おそらく口を揃えて「中学受験のテクニックは、入ってしまえば使わない」と実感していると思います。

「その時に必要なスキルをマスターして、その時だけ使う」これは大人も一緒ですが、次に向けて何をするの?は難しいですよね。

答えはいくつもあるでしょうし、お子さんによって大きく変わりますが、確実に言えることは「基礎スキルは高い方が良い」です。

・考えるのが早い

・書くのが早い

・ある程度で話せる

・動き出すまでが早い

・打つのが早い

こういった基礎スキルは、軽視しがちですが、結局大人の世界でも成果を出している方は、上記のような基礎スキルが高いはずです。ここをバカにしないで、大切にステップアップすることが成長では重要です。

 

まとめ

今回の記事では「公立中高一貫校に合格したら、入学までに何をすればいいの?」について解説をしました。

もちろん、一般の公立中学校、私立中学校に進学する場合でも当てはまると思いますが、適性検査で合格した受験生であればなおさら、基礎スキルを意識してもらいたいと考えて、英語とプログラミングに着手することをおすすめしました。