何のために学習塾に行くのか【宇東附中】受験体験記

受験に関するアドバイスを紹介しているブログです。今回の記事では「良い塾はどんな塾だろうか?」を考えてみたいと思います。良くない塾は人それぞれかもしれませんが、合格実績を気にして、本人の意向を考えずに進路指導してくる学習塾は避けた方がいいでしょう。

 

 

何を目的に学習塾を選ぶのか、みなさんゴールイメージはバラバラだと思います。このあたりは、目的がはっきりしている社会人のカルチャースクールとだいぶ違います。

「このままじゃ受験ヤバイなぁ…」

「中学入試って何したらいいの?」

「学校の勉強だけでは心配」

と目的がはっきりしてればOKですが、その目的が叶うかどうか確認しましょう。

正直にウチの塾でできること、できないことを伝えてくれる塾は安心です。現在の家庭環境と学校環境まで聞いてくれるところはさらに安心ではないでしょうか。

本人も面談に来たときに

「あなたはどう思ってるの?」

「あなたはどうしたいの?」

と聞いてくる教室長は、目的の重要性をわかっていると思います。心配な塾は

「ウチのプランはこんな感じです!」

「あそこの塾とはここが違います!」

「合格実績はこんなにあります!」

のように、どうとでも言えることを強調してくるところです。特に、初回訪問や体験授業で面談をするときは、必要なこと、気になることだけを聞けばいいので

・何を大切に指導しているか【教務哲学】

・何を大切に運営しているか【経営哲学】

を察するようにしましょう。 また、個人的には生徒同士の紹介はいいサイクルができると感じます。誘って誘われる関係なので、もともと学力差があったりしてもギクシャクしません。

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ちょっと注意が必要なのは、お母さん同士の紹介ですね。本当にありがたい紹介なのですが、入塾動機が「紹介されたから」で終わってしまう可能性があります。あまりに2人の学力差があったり、紹介された方が「思ってたのと違う…」となりやすいです。あくまで紹介をされても、きちんと説明を聞いたり、体験授業で親子で納得できるか確認しましょう。

 

ちょっとレベルの高い教室長だと「こちらが気づかなかった潜在的ななニーズに気づかせてくれる」提案をします。受験だけでなく、将来のビジョンに沿ったカリキュラムを提案してくれたり、他の習い事も含めてポートフォリオしてくれる教室長は実力ありますね。

ここも売り込み感があるのとないのでは、天地の差があります。本人のことを考えて提案してくれているのか会話を通じて確認するようにしましょう。

ビジネスの世界と一緒で、その提案によって

・困っていることの解決になるのか

・気づかなかった必要性を気づかせてくれるのか

ここが大切です。


すべての頑張りたい方に、良い出会いがありますよう祈る今日この頃です。