宇都宮東附属中 塾に行かない受験体験記4【直前期の過ごし方】

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

今回の記事では受験勉強を続けていきながら、どのように本番に向かえばいいのか私なりのアドバイスを紹介したいと思います。中学受験や高校受験の本番まで何ヵ月、何年もあったとしても「まだまだ時間はある…」なんて思わずに、本番直前をどのように迎えるのか逆算して考えておくことをオススメします。

「えー!あと1年しかないー」と余計なプレッシャーを感じるのはNGですが、ちょっとした緊張感はあった方がいいですね。「まだまだ1年あるし、何しようかな…」と本人が感じていれば、良い受験期間を過ごせると思います。

さて、どこのご家庭だって「本番に向けてどうしよう」と心配するものですが、実は本番の迎え方と同じくらい「直前期をどう迎えるか」が重要です。

 

すでに来年度入試に向けて動いているご家庭も多いと思います。遅くとも半年前のタイミングで、直前期の過ごし方をシミュレーションしておきましょう。中学受験は年明け早々に行われるのが、本人的にも家族的にもやっかいです。我が家の場合は、卒園間近の6才長男と8ヶ月次女がいて、家中しっちゃかめっちゃかでした。


冬休みまでに参考書を2周終わらせて、年末年始は作文や面接練習を中心に過ごすのが理想です。参考書が終わらないときは、2周目は苦手テーマだけにする、のような作戦変更が必要です。(だからテーマ別問題集の方がいい)

別な記事でも書いていますが、問題集はあとからいくらでも追加できるので、少ないくらいでちょうどいいです。我が家は学習塾を利用しなかったので、栃木県過去問、全国テーマ別過去問の2冊だけで合格したようなものです。

 

 

9月には1周目が終わり、12月には2周目が終わるペースだといいですね。予備日もつくりながら、週間で何ページずつ消化するのか計画しましょう。

・完全予備日を用意すること

・確実に消化できるペースにする

・親子で計画を立てて、お互いに把握している

がポイントです。繰り返しですが、本番をゴールにするのではなく、直前期(冬休み)をどう迎えるかをゴールにします。
宇都宮の場合は、正月は教育会館?みたいなところしか開放していなかったので、2日間はそこに半カンヅメだった気がします。このあたりの自学環境は全国どこも変わらないのでしょうか?


インフルエンザが流行る時期でもあるので、フツーに過ごすってこんなに難しいんだな…と考えさせられたものです。本人だけでなく、私たちも勉強になりました。みなさんの努力が報われますように。