学習塾教室長として勤めていたり、長女の中学受験をそっと見ていた経験から、受験に関するアドバイスを紹介するブログです。
今回はアスリートの方がよく使う「ゾーンに入る」という言葉についての話です。
寒くなってくると、中学入試や高校入試の季節が訪れます。いろんな方の考え方、やり方があるでしょうが、私なりに直前期の過ごし方をお伝えしたいと思います。
本番では、アスリートでいうところのゾーンに入るのが理想的です。考えなくても身体が自然に動いてハイパフォーマンスができる状態です。
いつでもハイパフォーマーでいられたら最強ですが、そうもいきません。そのために前日までは何するのか?という話になります。
アナログ根性論で
「全力を出し切ろう」
「悔いの残らないようにやろう」
というのも個人的には嫌いではありません。しかしです。
このゾーン、自分ではまったくコントロールできないところがミソです。
「全力を出し切って…」
とか、いくら念じてもゾーンには入れません。感覚的には「眠りに入る」に近いようです。眠るための準備はいくらでもできるけど、眠りに入る瞬間は、なるようにしかならないってことですね。
受験で考えると、当日までのスケジュールは体調管理などを万全で臨んだとしたら、あとはゾーンに入れるようにするだけです。
どういう姿勢、アタマ、きっかけ、気持ちになるとゾーンに入りやすいのかを準備期間を使って試してみましょう。その意味で、過去問や模試は真剣に向き合わないとダメです。
ガムシャラにやるのではなく、当日をイメージして「パフォーマンスがMAXになるようにする」が大切です。
・何かについて考えてみる
・指の体操をしておく
・目を閉じて深呼吸をする
・テキストの決まったページを読む
ゾーンに入る方法スイッチはいろいろあるでしょう。
ゲン担ぎみたいですが「こうすると集中できる」と暗示がかかってさえしまえば、こっちのものです。少し難しい表現だと「自分の脳をダマす」そのための方法やスイッチを探してみましょう。
試験だけに集中!
イメージしていたよりも手が動く!
我に返ったら時間終了!
やった感はすごくある!
この状態が理想です。まるでスポーツですね。
大好きな趣味でも同じような感覚を味わうはずです。競争するようなゲームは強制的にゾーンに入りますよね。受験当日までの勉強量やテクニックがモノを言うでしょう。そして、ゾーンに入るのかどうかが最後の分かれ目です。
参考にしていただけると幸いです。