もうすぐ春休みです。毎年、我が家の様子や学習塾で長期休みの子ども達を見ていますが、これまた毎年思うのが、宿題って必要なの?ということです。
自分のことを振り返ると、最初の3日間くらいは頑張ります。やらなければならないことがいっぱい残っているので、カンタンにできそうな宿題や好きな教科はさっさと片付けていました。
問題はそこからです。早く宿題を全部やってしまえば、後々ラクになることは小学生でもわかります。しかし、
夏休みは暑い…
暑い時間帯はダラダラしたい…
でも外で遊びたい…
時間は朝から晩までいくらでもあるから別にいいや…
今思えば、あんなに何十日も何をやっていたんでしょうか。
相当楽しくてあっという間に時間が過ぎたのか、どうしようもないことをやって時間ばかり過ぎていたのか、友達の家でスーパーマリオばっかりやっていたのか、覚えていませんね。
とにかくそんなわけで、私は最後の3日間くらいも集中して宿題や工作などを終わらせるタイプでした。つまり合計6日間で何とかしちゃうタイプですね。
最初と最後に燃えるプロレスラータイプです。
親バカ吉田家の長男は、最初の3日間くらいでほとんど終わらせてしまいます。気分屋なところももちろんありますが、まだまだ素直な小学1年生ということを差し引いても勉強が好きなようで、時々私は、父親の目よりも尊敬の目で見ています。
だいたい夏休み中に個人懇談あるので、そのときにもらった追加の宿題をやっていました。
最初に走れるだけ走るチータータイプです。
どっちにしろ、学校の夏休み、冬休みの宿題って学習習慣の維持、定着を目的にしていますが、全然意味ないなって感じています。アタマをフル回転させる日とさせない日があるので、どうすれば毎日フル回転するのか宿題を出す方も工夫が必要です。またはITで解決ですね。
学習塾は一年中授業があるので、毎週毎週宿題を出せばいいのですが、学校の宿題に関しては邪魔だな、と感じることの方が多いです。
夏休みの研究や工作も検索すればいくらでも出てきます。中1の長女が小学生だった頃は、素直なんだかヒネくれているんだか
「みんなと同じようなことはしたくない」
「自分でアイディアを考えたい」
と変テコなこだわりがあったので、大変でした。こっちがアイディアのヒントを出しても「いいね」とはならず、ますます選ぶ幅が狭くなる、だんだんどうでもよくなる、最後の最後は猫じゃらしを人工で作っていましたね。それはそれで面白い体験ですが、別に学校の宿題でなくても得られる体験です。
ちょうど中学受験の対策を本格的にはじめたタイミングだったので、気晴らし、気分転換くらいの存在感です。これを計画的にやれなくもないけど、親にとっては管理する負担がかなり大きいです。
子どもに自主的にやらせようと思ったら、そのプロセスの方が大変な労力です。
だったら「とりあえず学校の宿題なんて終わればどうでもいい」っていうご家庭が大多数でないでしょうか。宿題も工作も、先生からの評価やフィードバックがあるわけでもありません。大人で言えば「仕事のための仕事」ですね。
ちょっと意味ないかなって感じです。
それよりは、お母さんのために「夏休みは、自分が思うキレイなおにぎりを握れるようになりましょう」って宿題の方が素敵だと思います。
ここはご家庭ごとの方針みたいなところがあるので、考え方はそれぞれあると思いますが、我が家では受験とかテストとか頑張る前に
「家のこと全部できますか?」
「自分のことは自分でできますか?」
と自立することを優先しています。
そんなに気合を入れたり、ガミガミやることではなくて、ちょっとずつその気になったときに、できることを増やしていくだけです。無理にやらせようとすると「大変なこと、イヤなことをやらされる」と最初から逃げのスタンスになっちゃいますね。
その気になったときにちょっとずつ!はオススメなので参考にしてみてください。親である自分には、かなりの辛抱とストレスはかかります。だがだがしかし!これを当たり前にすると勝手に「何かやったことないこと、お父さんやってるな」と自分から察して「やってみたい」となりますね。ならないときもいっぱいですが。。。
この冬、我が家の中1長女はスタッドレスタイヤの交換ができるようになりました。1人でジャッキで持ち上げて、タイヤを外して、またはめて、と親バカな私の目ではなかなか根性あります。こういうフリーに自分で決められる宿題の方がいいですね。宿題は、できることが増えるってことが大切だと思います。
切に願います。