主に、高校受験を控えた中3生に向けて日々書いています。今回は勉強方法ではなくて、自宅に帰ってからの過ごし方についてアドバイスです。
私は学習塾の教室長としては変わっているかもしれませんが、勉強すること以上に、家の手伝いを積極的にやるようにオススメしています。
ひょっとしたら
「えー、部活とか遊んだりあるし…」
「学校の宿題とか…塾の宿題とか…疲れてるし、もームリ...」
と思うかもしれません。
本当に無理してまで家の手伝いをする必要はないのですが、それでも私がオススメする理由は3つです。
①お母さんを味方につける
一番これが大切かもしれません。ご家庭によるとは思いますが受験までまだ数ヶ月もあるなら、気持ち的にお母さんを味方につけるのはとてもステキな作戦です。誰も損をしないと言えるでしょう。
点数や偏差値はさておき、普段から手伝いをそれなりにしておけば
「学校とか塾とか忙しいのにありがとう」
と感謝の気持ちで見てくれます。
そう思ってもらえれば、いざ
「今度◇◇まで遊びに行きたいんだけど」
「どうしても欲しい本があるんだ」
みたいな多少のワガママを言っても、首を縦に振りやすくなりますね。
だいたいのお母さんは、理屈で
「今の偏差値では受験まで間に合わないかな」
「このタイミングで遠出させるのはダメだな」
なんて考えません。
「いつも手伝ってくれてるし、ま、いいかな」
と気持ちで返事します。
受験を控えていると、勉強!勉強!となっちゃいますが、それ以外にもいろいろやりたいことはあるはずです。点数を上げて喜んでもらってもいいですが、お母さんを味方につけておいて、結局自分が損しないことが大切ですね。
②いつも何かやっている状態にする
これはちょっと伝え方が難しいのですが、仕事でよく使われる考え方です。
「この時間は勉強する時間」
「この時間は勉強しない時間」
と分けるのではなく、いつも
「この時間は何をする時間なのか」
と考えましょう。
実は大人だって、これができている人の方が少ないですね。リフレッシュする時間や好きなことをする時間があっても構いません。
家事でも何でもいいのですが
「あれ、昨日の夜って何してたんだっけ?」
というもったいない時間の使い方をしないようにしましょう。
計画的に何かをやっていれば、本格的な受験勉強になってもやることを入れ替えるだけです。部活ばっかり頑張っていた生徒が、シンプルに部活に使っていた時間をそのまま受験勉強に入れ替えて、成績がグッと伸びる生徒が毎年たくさんいます。
ゼロをイチにするのが難しいですが、家事の時間を決めてもいいですね。何もしてない時間がないようにするのがポイントです。
③気分転換にアタマと手を動かす
受験勉強も大事ですが、気分転換に家事も手伝ってみるのをオススメします。料理、洗濯、掃除、買い物、いろいろありますが、アタマと手を同時に動かすものばかりです。
できればこういう状態が続くといいですね。なので、最終時間を決めるのであれば、私はゲームは悪いことばかりではないと思っています。
そして、改めて考えてみると
「なんでキャベツはこの向きに切るんだろう」
「なんで洗濯物を干す場所はここなんだろう」
「なんでキャベツの値段が変わるんだろう」
こういう疑問は、そのまま受験問題になります。
ぜひ机に向かっている時間だけではなく、家事も手伝ってみましょう。良いことしかありません。
参考にしてみてください!