現在、学習塾部門で定期テストの対策テキストを作成しています。栃木県の場合は平均点を60点〜70点くらいに設定している学校が多いですね。全国的にも大きくは変わらないでしょう。
小学校のときには90点、100点が当たり前だった生徒が自分の点数が低くてびっくりすることはよくあります。苦手な単元だと50点を割ることもよくあるので、徐々に順位や偏差値を中心にした捉え方にすることが必要ですね。
3学期制の中学校は5回、2学期制の中学校は4回の定期テストがあります。
昨年の春、我が家の長女が中高一貫校に入学した当初は大苦戦していました。小学校の単元ごとのちょこちょこっと行われるテストと違い、初めての定期テストっていうことや雰囲気に飲まれたところはあったのでしょう。徐々に慣れてきたようで良かったのですが、最初の半年くらいはあまり口出ししないようにとにかく辛抱ですね。
テスト前の勉強や結果について、私が細かいことをどうこう言うことはありません。しかし、毎朝40分以上かけて学校まで送っているので、さすがに少しは話題になります。学習塾で何百人の成績を分析していますので、大まかな傾向を教えていますが、個人的には最強の定期テスト対策だと考えています。
一貫して伝えているのは
「カンタンな問題を落とさない」
これだけです。これが最強のテスト対策でテスト振り返りです。
どんな場面のどんなテストだろうが、解答用紙を見ればわかります。
・点数が上がるかどうか
・今後伸びるかどうか
・点数が安定しそうなのか
に自信を持って答えることができます。
「カンタンな問題をどれだけ取れているか」
これだけ見れば大丈夫です。カンタンな問題を落としている生徒は点数が安定しません。
よって、教える講師の方は
・どの問題が偏差値40を分けているのか
・どの問題が偏差値50を分けているのか
・どの問題が偏差値60を分けているのか
を把握しておけば、しっかり必要な授業を行ってくれます。
数学だとわかりやすいのですが、栃木県の県立高校入試(数学)は大問6個あるうち、カンタンな方、前半の3個を完答するだけで平均点を超えます。
定期テストや模試は
・カンタンな問題に気づく
・カンタンな問題も雑に解かない
・基本的な問題ほど手順を守って進める
これができないうちは、点数が安定しないので自信もつきません。学習塾でもこのポイントを教えてもらいましょう。
家庭教師を検討しているようでしたら、定期テスト対策が得意な先生、気にしない先生がいるので、事前の確認は必ず行いましょう。少なくとも、解答用紙を見て分析できないと成果は出ないでしょうね。
教える側も教わる側も、合計点数より「点の取り方」に注目することが大事です。