私は学習塾で数学を専門に教えてきました。
その経験から、偏差値を5ずつ上げるテクニックを紹介します。生徒によって「どの単元が得意!」「どの単元が苦手…」とかあると思いますが、大きな傾向は一緒です。偏差値を5ずつ区切ります。偏差値35→40→45→50→55→60、と取り組む単元を絞って取り組むことが大切ですね。
目標は細かく分けて1段ずつ達成しましょう。あなたが中学1、2年生で、数学の点数や偏差値を伸ばしたいと考えているのであれば、参考にしてもらえるとうれしいです。
今回は序章ですが、まずは偏差値40に届かなかったり、40前後をウロウロしているのであれば「まずはここから!」という内容です。数学や国語はカンタンな問題と難しい問題と見分けやすいので、カンタンな問題をしっかり得点しましょう。
カンタンな問題とは、公式一発の問題です。
ここをしっかり落とさないだけで偏差値40は届きます。カンタンな問題を落とすのはもったいないので、もし「数学なんてキライ!」とか言ってても、覚えてしまいましょう。
全部ではありませんが「こういうときはこうする」というパターンがあるので、紹介します。
・「yはxに比例して…」ときたら、y=axとおく
・直線を求めるときは、y=ax+bとおく
・「直線が点を通る」ときたら、直線の式に点の座標(x.y)を代入する
・交点は連立方程式で求める
・「▽▽と▲▲が等しくなる」ときたら、▽▽=▲▲
・半径をrとすると、円周の長さは2πr
・◆角形の内角の和は、180 ×(◆−2)
・◆角形の外角の和は、いつも360°
・平均は全部足して、個数で割る
・確率は「全部で何通り」「そうなるのは何通り」を数える
・2次方程式があったら、因数分解の公式
・因数分解できないときは、解の公式
・直角三角形があったら、三平方の定理で長さを求める
・円があったら、円周角の定理で角度を求める
もう少しありますが、これらは公式一発の問題です。
どうしても難しく感じるのであれば、途中計算も写すのであれば解答の丸写しもオススメです。自分でテスト勉強、受験勉強をするとき限定ですが、サクサク写してみるとできる気がしてきます。サクサク写すことで、サクサク解くリズムを感じることが大切ですね。
今回の記事では、式のカタチを覚えるだけの公式だけではなく「こうきたらこうする」と決まったパターンを公式として紹介しました。中学数学は、この先に「自分で図を書きながら考える」というステップが待っています。①以降の記事で紹介します。
まずはパターンで解けるものは、迷わずに正確に解く!ここができるようにしましょう。