数字が嫌いだと数学も嫌い?【高校受験生へのエール】

高校受験を控える中学生に向けて、何か参考になればいいなと思いながら日々書いているブログです。今回のテーマは私の専門でもある「数学」です。学習塾教室長として、たくさんの生徒と一緒に目標に向かって頑張っています。

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栃木県なので,、良いのか悪いのか首都圏にはまったく入らず「ちょっと地方の個別指導塾」というイメージでしょうか。小学生から高校生まで150名くらいの生徒が通ってくれています。

 

だいたいどの学年でも数学を中心に受講している生徒が多く、そして「数学が嫌い」という傾向は変わらないですね。

元気に「数学なんてやりたくないです!」と言ってくる生徒もいますが、話をしたり実際に授業を担当してみると「数学がわからない」というより「数字に慣れていない」と感じることが多いですね。

 

数学の点数を上げる前に「数字をイジること」に慣れていますか?


ここで紹介する2つの例は、いつでもどこでもできることがポイントです。

「さぁ勉強しよう!」と机に向かって「うーん」って考えることではありません。毎日のちょっとした工夫でかなり数学、数字に対する印象が変わると思います。


①分速何メートルですか?


「自分の家から中学校まで何キロありますか?」

「ってことは何メートルですか?」

「だいたい自転車で何分かかっていますか?」

「そしたら、分速何メートルで走っていますか?」


ここまで暗算で答えられますか?

慣れていないとちょっと気持ち悪い自問自答に感じるかもしれません。

しかし、何か数字が出てきたときに

「ってことは?」

「ってことは?」

と広げられるかどうかは大きな差になります。

こういう単位の変換をするクセがないと、大人になってからも

・100ドルを円にするといくらになるの?

・90ヤードって何メートルくらいになるの?

・今20時ってことはニューヨークの友達は何やってる頃かな?

をいちいち電卓やスマホで計算することになります。

それでもダメではないですが、英語をスムーズに話せない以上に日本国内でもスムーズな会話ができません。仕事をするようになると痛感しますよ。

 

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②車のナンバーを10にする


これは有名な方法ですね。小学生になったらできるゲームです。

例えば、前を走る車のナンバーが【13-57】のときに

「たす、ひく、かける、わるで10にしよう」

っていうゲームをやったとします。


このとき
「5ひく3は2」
「1たす2たす7は10」

でOK!です。
ちょっとテクニカルに
「7ひく1は6」
「6わる3は2、2かける5は10」
でもOK!です。
この「2かける5」にもっていくのは私の必勝パターンですが、とにかく順番を変えたり10から逆算したりアタマは使いますね。


慣れてくると「10にできるできない」の判断が一瞬でできるようになります。

「もっとラクできるかな?」

「違う方法でもできるかな?」

なんて考えているうちに、数字をいろいろイジれるようになります。


こんなちょっとした積み重ねを、あえてやってみましょう。すぐに点数が上がるわけではないですが、たくさんの数字を見ることくらい、どうってことなくなります。

 

参考にしてもらえるとうれしいです。