子どもの勉強と大人の勉強【インプットとアウトプット】

現在私は学習塾で教室長として勤めています。同じ会社でキャリアコンサルタントとして就職支援を行うこともありますので、最近では「生涯キャリア形成」「生涯学習」という考え方が私の軸になってきています。

 

私も親なので「勉強とは、子どものときに学校で教わるもの」と考えてしまいがちです。しかし、私もおそらく人生の後半戦に入ってきました。振り返ってみると、学校を卒業して(実際は大学中退ですが)社会に出てからの方が、圧倒的にいろいろなことに興味を持つようになったし、勉強するようになりました。

 

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もちろん必要に迫られて、資格を取ったり研修を受けたりすることはあります。私がこれまでの人生で一番集中して勉強したのは、転職を志して未経験の日商簿記2級を3週間で独学で取得したときでした。

 

その意気込みを伝えて、会計事務所に面接に行ったり、経理職の求人に応募をしていました。それまでのサービス業から一気に畑違いの税理士にチャレンジするためです。いざ転職してからは、税理士の科目合格を目指してさらに簿記論を勉強していましたが、さすがに働きながらで2人目の子どもができたりで挫折しました。

 

簿記論を受験するためにインターネット講座を受講して、お金も数十万単位でかかってしまいましたが、このときの「短時間で集中して計画的に勉強する」という目に見えない経験が今になって生きています。

 

それからもキャリアコンサルタントの資格を取ったり、今の会社に転職してからも勉強することはずっと続いていますが、まったく苦に感じないのは我ながらラッキーだと思っています。スキマ時間の10分だけ専門書を読むのも、2時間以上ぶっ通しで読むのもどちらも平気です。

 

勉強する意味や価値については人の数だけ答えがあるでしょうが、キャリアコンサルタントとして私が痛感しているのは「勉強し続けることができるように、子どものときから勉強する」という答えです。

 

元も子もないような答えですが、もしも

「何のために受験するの?」

と疑問に感じていたり、疑問をぶつけられたときにはヒントになると思います。もっと明確な答えでもいいのでしょうが、少し子どもには難しく感じるかもしれませんが

「インプットは終わらない」

ということです。そして

「アウトプットで差がつく」

ということでしょう。

 

22歳以降に必要な学習って何だろうって最近考えるようになりました。

もちろん数十年先までどういったキャリアをつくるのか、周りの環境はどのように変わるのか、そのときに応じて必要なことを学ぶことが必要です。

 

さらに学習塾教室長の立場で考えると、大人の義務教育があってもいいんじゃないかな?とも思います。教育改革や大学入試改革のことを考えれば考えるほど、大人のアップデートが必要じゃない?と思う今日この頃です。

 

参考にしていただけると幸いです。

 

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