友愛数・婚約数・社交数とは?【世界でいちばん素敵な数学の教室】

模試をやると数学がやたら難しくて、やっぱり平均点も低かったりして、そもそも高校まで進むと「数学はもう無理…」という理由だけで文系に進んだり、私立大学の受験科目から消えると受験生が喜んだり、とにかく不遇の数学です。

そんな数学をかなり身近に感じて、興味ある分野から自由に読んでみたら…くらいのライトな気持ちで入り込める本を紹介します。

「世界でいちばん素敵な数学の教科書」は、数学の本なのにペンがいらない、パラパラマンガくらいのノリで読めるところが素敵です。

私は理系だったので、全編楽しく一気読みしましたが「因数分解って何だっけ?」みたいなスタートラインからでも大丈夫でしょう。

中身はこんな感じです。

どの分野も写真や図解が多く、読みやすいのですが、直感的にわかりやすい?整数の話題を紹介します。

◇友愛数は2つの数の関係!例えば「220と284」

→自分自身を除いた約数の和が、もう一方の数と等しくなる数

→220なら、220を除いた約数は1、2、4、5、10、11、20、22、44、55、110です。これらを加えると284になります。

→284なら、284を除いた約数は1、2、4、71、142です。これらを加えると220になります。

 

◇社交数は3つ以上の数の関係!例えば「12496と14288と15472と14536と14264」

→友愛数と同様に、自分自身を除いた約数の和が、他と等しくなる数

→12496なら、自身を除いた約数は1、2、4、8、11、16、22、44、71、88、142、176、284、568、781、1136、1562、3124、6248、これらを加えると14288になります。

→14288なら、1、2、4、8、16、19、38、47、76、94、152、188、304、376、752、893、1786、3572、7144、これらを加えると15472になります。

→15472なら、1、2、4、8、16、967、1934、3868、7736、これらを加えると14536になります。

→14536なら、1、2、4、8、23、46、79、92、158、184、316、632、1817、3634、7268、これらを加えると14264になります。

→14264なら、1、2、4、8、1783、3566、7132、これらを加えると12496になります。

 

◇婚約数は2つの数の関係!例えば「48と75」

→1と自分自身を除いた約数の和が、もう一方の数と等しくなる数

→48なら、1と48を除いた約数は2、3、4、6、8、12、16、24です。これらを加えると75になります。

→75なら、1と75を除いた約数は3、5、15、25です。これらを加えると48になります。

 

その昔は、奇数は男性、偶数は女性、のように見られていました。友愛数の偶数同士は、友情関係の意味で、婚約数の奇数と偶数の組み合わせは、カップルの意味から名付けられているようです。

今の時代だったら、ちょっと違う表現になりそうですね。個人的には、婚約数は「約束された数同士」みたいなイメージの方がしっくりきます。

 

少しだけ内容を紹介しましたが、よろしければ手にしてみてください。

 

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